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肥満の原因は、遺伝3:環境7

1994年に「肥満遺伝子」が発見され、体内に大量の脂肪を蓄積する能力は遺伝することがわかってきました。この遺伝子を持つ人が、食べすぎ、運動不足、摂食パターンの異常などの生活習慣になじんでしまった時に、肥満になると考えられています。肥満が生活習慣病の1つに挙げられているのは、こうした理由からです。

現在、肥満の原因は「遺伝3に対して環境7」とされていますから、生活習慣のゆがみをまず正すことがより大切です。

現代の高度情報化社会では、しばしば不規則な生活を強いられる場合が増えてきました。不規則な生活によって、自律神経のバランスが崩れ、肥満になりやすくなりますから、この点も要注意です。

自律神経のバランスが崩れると、体内の脂肪の燃焼と貯蔵をコントロールしている交感神経の働きが低下し、脂肪が燃えて熱に変わる機能が落ち、やせにくくなるため、結果として肥満の原因になるのです


生活習慣病としての視点 肥満は生活習慣病だと、日頃から認識しておくことが重要です。たとえ遺伝的に肥満体質であっても、肥満は必ず予防できるからです。

太り始めるきっかけが必ずあります。生活環境ががらりと変わった時が要注意で、女性では、結婚、妊娠、出産、閉経などホルモンバランスの急激な変化が、男性の場合は、仕事上のストレス、転勤(単身赴任)など職場環境の変化が、きっかけになりやすいのです。

ライフスタイルが変わったことも見逃せません。欧米型ファーストフード店が増え、高たんぱく・高脂肪・高塩分の食事をとる機会が多くなったこと、コンビニエンスストアの普及による“24時間型食生活”の日常化、自動販売機の普及、慢性的な運動不足、精神的ストレス・・・・・と現代の暮らしには肥満を招く要因がそろいぶみの状態です。



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